EXASGEM

いろんなことができたらいいなあ

GBAをIPS液晶化します、しかもラミネート仕様

えくさすです。

ゲームボーイアドバンスをFunnyplayingのIPS液晶化キットでIPS液晶化してみました。

しかも液晶はラミネート仕様ですので、液晶内にゴミが入り込むようなことがなくなるみたいです。

換装前の状態

IPS液晶化の犠牲となってもらうゲームボーイアドバンス本体です。

1,2年前くらいにメルカリで購入したものです。オーソドックスな黒。外装もあわせて変えてしまうので、これで見納めです。

放置していたら液晶内にシミのようなものができてしまいました。一応プレイに支障はありませんが、ちょっとイヤですよね。

とまあ、ちょうど液晶不良が発生したのでIPS液晶に交換することにしたわけです。

購入物

IPS液晶キットの内容物です。通常の液晶にはない様々があります。

外装は一緒に販売されている、IPS液晶用のシェルを購入しました。クリアレッド。すでにカッコイイですね。また、ボタン類やスピーカーもついでに購入しました。

バッテリーモジュールも購入しました。Type-Cで充電できるようになるみたいです。

合計金額は93.50ドルでした。2024年2月20日現在のレートで約14000円。安いと感じるか高いと感じるかはあなた次第です。

3.0 Inch IPS AGB Laminated Kit – FunnyPlaying

GBA Li-Ion Rechargeable Battery USB-C Module – FunnyPlaying

組み立て

今回命知らずにもやりませんでしたが、ディスプレイの使用可否を組み上げる前にテストする必要があります。

組み立て後だとディスプレイに破損・ドット抜け等があったとしてもおそらく対応してもらえません。必ずテストするように。基板・バッテリー・ディスプレイを接続するだけでいいです。

スピーカーの取付

GBAのスピーカーは2本のケーブルが直接はんだ付けされているので、それと新しいスピーカーを交換するだけです。

さすがにソケット式のものほどではありませんが、それほど難しい作業ではありません。

IPS制御基板へのはんだ付け

IPS液晶設定用に、ボタンと制御基板をケーブルで繋げるオプションがあります。なくても動作しますが、あると便利です。

L、R、SELそれぞれに同梱の細いケーブルをはんだ付けします。

はんだ付けしない場合、上に飛び出たタッチセンサーを利用して明るさを変更することになります。

IPS基板の取り付け

IPS基板セットを写真のように合体!前面シェルに取り付けます。

制御基板と本体基板とをつなぐリボンケーブルは二股になっており、32pinと40pinどちらの本体にも対応できるようになっています。今回は40pinの本体基板だったので32pin側は折りたたんでしまっています。

本来は絶縁テープなどで絶縁してしまうのが良いとされているようです。

制御基板にはんだ付けしたケーブルをそれぞれ所定の位置にはんだ付けします。それぞれL、R、SELECTボタンに対応しています。LとRを間違わないように注意です。

各種ボタンとシリコンパッドを付けましょう…って、十字キーのシリコンパッドが変な置き方になってます。凡ミス。

裏返すように合体。リボンケーブルと本体をつなぎ、スピーカーの位置などを調整して基板をネジ止めします。また、細いケーブルをネジ穴が噛んでないか要チェックです。ボクはやらかしました。

各種パーツを付けて…

蓋を閉めてネジ締めてIPS液晶化完了です。

バッテリーモジュールの取り付け

次に、バッテリー化していきます。といっても、電池の代わりにバッテリーを装着するだけなんですけどね。

まず、ヒートシンクを取り付けます。

外装側の電池バネを取り外します。

あとはもう空いたスペースに装着するだけです。ケーブルをバネのあった隙間にいれると収まりが良いです。

専用の蓋を閉めて完成。

底面にUSB-Cポートができました。ここから充電できます。

完成

ということで完成です。え、めっちゃ良くないですかこれ。かっこいい。

組み立て後、START・SELECTボタンをクリアブラックに変更して、その他ボタンのシリコンパッドを純正のものに戻しました。

パッドは流石に純正のものが一番かもしれません。

別段意識したわけではないのですが、ポケットモンスター ルビー仕様みたいになってます。

ということでポケットモンスター ルビーを起動してみました。発色がいい!鮮やかです。

裏側。うーん、馴染んでいますね…

フルラミネーションディスプレイなので、外装とディスプレイとの間に隙間がありません。ゴミが入り込む余地などないのです。

また、画面下部のタッチセンサーをタッチすることで明るさが変わります。

私の場合誤作動が多かったのでテープを張って反応しないようにしてしまいました。

その代わり、以下のOSDメニューを使っています。

OSDメニュー

SELECTボタン長押しでメニューが開きます。

  • BRT(明るさ)
  • CLR(色合い)
  • DSP(ディスプレイモード。機能内容がいまいちわからない)
  • FRM(不明。Google先生によると、フレームブレンディング機能のオンオフだそうです。基本はオンで良さそう)

の4項目を設定でき、SELECTボタンで項目の移動、LRボタンで数値の増減ができます。

白黒にしたり…

画面のピクセルにグリッドを入れたりできます。

基本は明るさ変更しか行わないと思いますが…

まとめ

IPS液晶どころかバッテリーまで取り付けて、究極で最高のゲームボーイアドバンスになりました。

割と今まではエミュで良くないかという認識だったのですが、最近実機の良さを感じ始めています。エミュはもっとカジュアルな感じかもな…

せっかく実機でやるからには…ということで、エミュレータでは味気なく再現されてしまう、太陽光センサーが付いた"ボクらの太陽"シリーズを買ったわけですね。

最近休みの日は天気が悪い時が多いので早くお出かけ日和がきてほしいです。公園でボクらの太陽をする不審者になりたい。

というか、ルビーカラーで作ってしまったので、次はSPでサファイアカラーをつくならければならない…?

以上です・。・

参考

EASY TUTORIAL FOR GBA LAMINATE 3.0 IPS KIT – FunnyPlaying