えくさすです。
レトロゲーム機のIPS液晶やシェル、ボタン等のパーツを販売しているFunnyPlaying社からGBC互換機の組み立てキットが販売されたのでつい買ってしまいました。
組立自体はすごく簡単で、ゲーム機を分解清掃したことがある人なら簡単に組み立てられるようになっています。
FPGBCとは?
FPGBCは、FunnyPlaying社が販売しているGBC互換機の組み立てセットです。
単なる互換機ではなく、ラミネートされたIPS液晶や、OSDメニューなどGBCには盛り込まれていない機能が追加されています。
また、今話題のFPGAを搭載しているため、他の互換機より再現性が高くなっている、ハズです。
購入物
今回購入したFPGBC kitには以下のものが含まれています。
- 本体基板
- ディスプレイ
- スピーカー
- バッテリー
これだけでは組み上げることはできませんので、追加で以下のものを購入する必要があります。
いずれもFunnyPlayingから購入することができるので、同時に購入すると良いでしょう。
今回購入にかかった費用は83.60ドルでした。2024/02/11現在のレートで換算すると約12500円。
組み立て
組み立ては特に苦労しませんでしたのでダイジェストで。
また、今回命知らずにもやりませんでしたが、ディスプレイの使用可否を組み上げる前にテストする必要があります。
組み立て後だとディスプレイに破損・ドット抜け等があったとしてもおそらく対応してもらえません。必ずテストするように。基板・バッテリー・ディスプレイを接続するだけでいいです。
というわけで組み立てです。ボタンとスピーカーをはめます。
基板を乗せてスピーカーをつなぎます。
バックシェルをはめます。
裏返してディスプレイの設置です。リボンケーブルを取り付けて…
裏面に両面テープがありますのでシェルに沿って設置します。設置しようとすると自ずとそうなりますが、下側のみシェルの内側に入りこませる形になります。
ディスプレイ設置完了。ほぼ形になりました。
最後に、バッテリーを設置、カバーを取り付けて完成です。
ね、簡単でしょう?
外観
ということで外観説明です。
ほぼオリジナルのゲームボーイカラーと同等なので特に説明することはないかと思われますが、十字キー・ABボタン・STARTボタン・SELECTボタンがあります。パワーランプはありません。
左側面には通信用ポート、ボリュームスイッチがあります。
右側面には電源スイッチがあります。
上側面には赤外線通信用の窓がありますが、これはダミーポートです。
下側面にはUSB-Cポート、イヤホンジャックがあります。
見てわかるかと思いますが、オリジナルのゲームボーイカラーに存在するカラーリングにしてみました。
目新しさはないですが、悪くないですね。
使用感
画面がキレイ!
IPS液晶がとてもキレイです。表示サイズはオリジナルのゲームボーイカラーと同等。ピクセルパーフェクトで表示しようとすると黒枠が表示されてしまうようです。
ピクセルパーフェクトは崩れてしまいますが、一応最大限液晶を使用する設定もあります。
操作性
操作性は基本的に購入したボタン・ラバーの品質に依存します。オリジナルのボタン・ラバーを使用すればほぼオリジナルの品質になるでしょうし、より高品質なものが良ければそうあることもできます。
OSDメニューは便利
ボリュームスイッチは押し込みのできるスイッチとなっています。
押し込むことでメニューが開き、明るさや色味などを変更できます。
他にもバッテリー残量を知ることができたり、GB用とGBC用で設定を切り替えたりできます。
赤外線通信機能はなし
赤外線LEDが基板に搭載されていないため、赤外線通信には非対応のようです。ただ、基板に実装の余地があったのでもしかしたら今後対応する可能性もあります。
通信機能は未実装?
通信ポートは存在するのですが、機能しませんでした。ポートだけでダミーの実装なのか、たまたまテストに使用したソフトとの相性が悪かったのか…
一部ソフトでは動作が安定しない?
トップ画像にもなっているコロコロカービィですが、相性の問題なのか事あるごとにバグってしまい、1面すらクリアできない状態でした。
今のところ顕著に現れているのはコロコロカービィですが、ソフトによっては動作が安定しない、なんてこともあるかもしれません。
まとめ
ということで初めてのGBC互換機兼FPGA搭載ゲーム機でした。
ファームウェアもPC経由で更新できるようなので、今後安定性の向上や機能の追加ができるようになるかと思われます。
送料もかかりませんし、目新しさにつられてあなたも買ってみるのはいかがでしょうか。
余談
ポーチも買いました。ぴったりサイズでいい感じです。
以上です・。・